目次
結論から言うと、治りませんでした
本文を読んでいたく前に、結論を言ってしまうのもどうかと思うのですがw
3年弱、フリーランスで仕事をしましたが、治りませんでした!
以前から、うつ病とパニック障害と診断されていましたが、昨年から、双極性障害に診断が変わりました。
現在は、手帳を取得して、障害者雇用で働いています。
会社で働くようになったからこそ、フリーランスをやっていた時の、良さや悪さについて、改めて色々と考えることがあって、この記事を書いてみました。
病気で外で働くことが出来ない方や、会社を辞めてフリーランスになりたいとお考えの方に、失敗例として、お読みいただければと思います。
専業アフィリエイターをやっていました
「フリーランス」という言葉は、何の職種であれ、「会社に属さずに仕事をして報酬を得ている人」を指すので、ちょっと幅が広いですよね。
私の場合は、ブログとアフィリエイトサイトを作成して、広告収入を得ていました。
「広告で収益を得ている」という意味では、ブロガーとアフィリエイターは同じだと私は思っていますので、以下はアフィリエイトと表記しますね。
アフィリエイトと聞くと、「しょうもない商品をゴリゴリ宣伝して、楽に報酬を得ている人」みたいなイメージを抱く方も多いかと思いますが、実際は違います!!
一部の方がそういうことをやっていて、取り締まられたりしているので、そういう人もいる、というのが正しいですが…。
多くの真面目なアフィリエイターの方は、取材に出かけて写真を撮って記事を書いたり、商品を購入して実際に試した比較レビューを書いたり、実に地味で、地道な作業が多いです。
アフィリエイトのことを知っている方は「専業アフィリエイター」と聞くと、月100万円とか稼いでいたのでは、などと思われるかもしれませんが、全然、そんなに稼げていません!
なので、私なぞが専業などと名乗るのは、おこがましくて、こっ恥ずかしくて、書くのが躊躇われますが、便宜上、そう書いておきます。
後述しますが、本業を辞めたので、副業だったアフィリエイトしかやることが無くなった、というのが正しいです。
休職から退職まで
私は前職の在職中に、うつ病と診断され、半年ほど休職した後、別の部署に異動させてもらって、復職しました。
半年というのも、「早く復職しなくては」という焦りが強く、勝手に減薬して、メンクリの先生に「ほらほら!治りましたよ元気です!仕事復帰します!」と言う感じで、半ば強制的に、復職許可を出してもらいました。
最初からフルタイムで復帰しましたが、案外、何とかなりました。復職先の部署の方が優しくしてくださって、恵まれていたというのもあります。ありがたい。
復職してから、薬を服用しながら、3年ほど働きました。
正社員ではありませんでしたが、それなりに重責のある仕事を任せて貰い、やり甲斐のある反面、何度も重責に耐えられなくなりそうで、何かの切っ掛けがあれば、潰れてしまいそうな状態でした。
幸い、勤怠に緩やかな職場でしたので、体調が悪いときは、欠勤したり午後から出社したりしていましたが、仕事の納期を守って、一定の成果が出ていれば、注意されることはありませんでした。
ただ、人(特に後輩)に優しく出来なくなって自己嫌悪したり、思うように頭が働かない、けど、鞭打ってやらねばならぬ、という、しんどい状況が続きました。
うつを抱えながら、このまま継続するのは難しいと思い、担当していたプロジェクトが一区切りしたタイミングで、退職しました。
休職中に始めた趣味(副業)を生かして、実質フリーランスに
退職した時は、「とにかく1回、仕事を辞めたい」という思いが強く、その後のことは、少し休んで落ち着いたら、また次の仕事を探そうというと思っていました。
いざ仕事を辞めてみると、自由!時間がいっぱいある!わーい!!という、ニートの開放感を満喫していたのですが、そのうち、なんか暇だなと思いました。
同じことを休職した時にも思っていて、何もせず休んでいることに罪悪感を持ってしまい、「何か少しでもお金になることが出来ないか」と考えて、やり始めたのが、WordPressを使ったブログでした。
以前から、趣味で無料ブログを書いていたのですが、当時、「独自ドメインを取って、WordPressでブログを作って、AdSenseやアフィリエイト広告で稼ぐ」ということが流行っていたので、「私もやってみよう!」と思い、休職中に自力で勉強してブログを開設しました。
最初のうちは、全然収益が上がることはありませんでしたが、元々、文章を書くのが好きなので、記事を書くことがストレス解消になって、復職してからは、休みの日などに記事を書いていました。
退職する頃(ブログとサイト開設から3年後)には、副業としては、それなりの額を、稼げるようになっていました。
ただ、もちろん、その程度の収益では生活していけません。
仕事を探しつつ、「どうせ時間があるなら、その時間でサイトの作業をもう少し、やってみよう」と思い、暇な時間に作業するようになりました。
当時は、まだ「頑張れば、個人でも少しは稼げる時代」だったこともあり、仕事を辞めてからの1年間は、アフィリエイトの収益+失業保険で、なんとか暮らすことが出来ました。
なので、「フリーランスになるぞ!」という、固い意志を持って退職したわけでもなく、ずるずると、成り行きで「実質、専業アフィリエイター」という、フワフワした状態になりました。
また、1年目は失業保険が出ていたのも、暮らしていけた理由として大きいです。
ハローワークには、ボランティアだろうとアフィリエイトだろうと、報酬がある場合は、必ず申告しなくてはいけません。
ただ、ちゃんと申告していれば、失業保険は貰えます。
(金額や作業時間などによって、減額になったり、支給日が後ろ倒しになることはあります。)
1年目はなんとか過ごせましたが、2年目からは開業届を出して、もう少し、どこまで専業でやれるかやってみようと思いました。
フリーランスのメリット
フリーランスで働くことの、メリットは、もちろんありました。
今、思い出してみると懐かしくて、あの頃は良かったなぁ…と、思ったりしますが、「もう一度同じことをやれるか?」と考えると、「もうやりたくないかな」というのが率直な気持ちです。
決まった時間に寝起きしなくて良い
私は元々、不眠症で昼夜逆転しやすい、夜型体質です。
当時は、昼過ぎに起きて、朝方寝るという生活スタイルになっていました。
それでも、夫が帰ってくる時間に合わせて、家事や食事の用意をしておけば、それ以外の時間は自由です。
会社のように、「決まった時間に寝起きしなくてはいけない」という縛りから解放されたのが、最大のメリットでした。
体質だと思いますが、どうしても夜の方が活動的で、頭も冴えているので、作業がしやすい時間に出来るというのは、良かったですね~。
作業の量も、内容も、自分で決められる
作業の内容については、「会社のように誰かに指示されたことをやるのではなく、全部自分で決められる」という自由さがあります。
と言っても、売上が上がるような記事を書かなければ意味がないので、自分でリサーチなどを行って、PDCAを回していく必要はあります。
それでも、誰にもSEOやライティング、マーケティングを習ったことが無い自分が、どの程度、成果を出せるのかという、力試し的な楽しさもありました。
当時は、Twitterやブログで、無料で有益なことを教えてくださる先輩ブロガー、アフィリエイターの方が、たくさんいました。
色々な方の記事を読んで調べて、勉強しては実践してみる、というトライ・アンド・エラーの繰り返しでした。
自分の狙い通りの施策で、売上につながった時などは、達成感がありました。
人間関係のストレスが減らせる
会社で働いていると、当然、上司や同僚、後輩などとの人間関係が発生します。
一人で仕事をするというのは、そういった、面倒な人間関係のストレスが、ほぼ無いです。
たまに、ASPの人からメールが来て、相談や交渉をする程度。
前職で、かなり色々な部署の方と連携して、依頼や根回しをしなければいけない業務を担当していたので、人見知りなのに、色々な人と上手くやらなければいけないことが、非常に苦痛でした。
そういうしがらみから開放されたのは、かなり自由を感じられました。
誰にも迷惑がかからない
これも、前職で「もし自分がミスをしたら、よその部署の方に迷惑がかかるかも」という状況に置かれていたので、誰にも迷惑がかからないよう、一人で仕事をしたいという気持ちが強くありました。
フリーランスなら、自分が失敗したら、自分に損失が出るだけです。
売上が減っても、自分がつらいだけ。
苦労はもちろんありましたが、他の人に迷惑がかからない、というのは、非常に気が楽でした。
フリーランスのデメリット
メリットとデメリットは、表裏一体です。
いくらでもサボれてしまう
作業の内容を自分で決められる反面、その日の予定通りの作業をやらなくても、誰からも怒られることはありません。
「誰にも指示はされていないけど、自分で考えて、有益な作業をする」ということは、実のところ、意志が強くないと出来ないことです。
意志が弱いと、いくらでもサボれてしまいます。私のように。
情報収集をしているフリをして、ダラダラとTwitterや、まとめサイトを眺めるだけで、1日が終わってしまうなんてこともザラでした。
当時は、MMDというツールを使って動画を作ることにハマっていたので、1日中、朝から晩までMMDしかやらない時期とかもありました…。
家には、誘惑が多いです。
自分を律することが出来る人でないと、自宅でフリーランスをやるのは難しいです。
コワーキングスペースなどに出かけて、強制的に作業をする時間を作ろうとも考えましたが、家にいたいからフリーでやっているのに、無理やり出かける気にはなりませんでした。
会社では担当が分かれていることも、全部一人でやる必要がある
全部一人でやらなければいけない立場になってみて初めて、会社というのは、上手いこと部署で分業している組織なんだなぁ、と実感しました。
例えば、
- 成果につながる具体的な施策や目標を数値で立てて、そこに向かって作業をすること。
- スケジュール通りに進行しているか、進捗管理。
- 作業をした内容が、狙った通りに成果が出ているか、効果測定。
- クライアントへ、単価を上げてもらうための施策の提案や、交渉など営業活動。
- 使っているPC、WordPressのメンテナンスや、万一の時に備えたバックアップ。
- 宣伝のための、SNS運用。
- くそくそ面倒くさい、確定申告。
そういうことを、全部、一人でやらなくてはいけません。
特に、確定申告は、本当に面倒くさい上に、ちゃんと売上と支出を計上すると、実際の収益って、こんなに少ないのだという現実を、突きつけられるのが、ツラかったですね…。
誰にも相談ができない
今の会社に入る時の面接で、フリーランスでの活動はどうでしたかと聞かれて、
「自由ですが、孤独でした」と答えました。
人間関係のしがらみから解放された反面、困ったことや、次にするべきことを悩んだ時に、相談できる人がいないというのは、想像以上につらいことでした。
上手く行っている時は良いのですが、売上が下がってきている時などは、何から手を付ければ良いのかわからず、かなり悩みました。
自分で「やってみよう」と考えたことが、客観的に見て正しいのか、それとも無意味なのか、ジャッジしてくれる人が誰もいません。
Twitterなどで知り合った方と、リアルで会って仲良くなっている方もいましたが、私はほとんど、リアルで会うということはしませんでした。
だって、ネット上では知り合いとは言え、リアルで人と話したりしたくないから、一人でやっているのですから。
正直、自分が独身だったら、もっと色んな方とお会いしていただろうなー、と思います。
でも、妻が「ネットで知り合った人たちと飲みに行ってくる!」と言って、良い顔をする旦那さんはいないでしょう…。
ただ、そこはちゃんと自分が、夫に「ビジネスでこういうことをやっていて、どういう必要性があるのか」などを説明して、認めてもらう努力が足りなかったのかな、という反省点でもあります。
たらればを言っても仕方ないですが、もし、相談できるようなメンターさんや、仲間がいたら、もう少し違っていたのかもしれない、とも思います。
というか、色んな方と会って、チャンスや人脈を広げていくようなマインドがある人でないと、起業は上手く行かないんだな、と最近になって、やっとわかりました。
毎月の収益が不安定
会社で働いていれば、一定の金額が毎月安定して入ってきますが、フリーでの収入は、本当に不安定です。
売上が少ないからと言って、慌てて施策を立てても、それが次の月に功を奏する保証は、どこにもありません。
売上の低下は、如実にメンタルに悪影響を及ぼします。
上がらない売上。
減っていく、銀行の残高。
3年目に入った時には、これはもう続けられないな、と分かっていました。
それでも、もしかしたら、何かの切っ掛けで、上がるかも…と、期待しては、そう上手くはいかないのが現実。
「やっぱりダメか、仕事を探さなくちゃ…」と思いながらも、昼夜逆転の生活に慣れ過ぎて、何の仕事も出来る気がせず、病んでいくばかりでした。
最後の悪あがきで、ライターをやってみた
外で仕事ができないなら、家にいて、何かお金になる方法を探さねばならぬ、と思った私は、クラウドワークスで、ライターの仕事をやってみることにしました。
自分のサイトの作業をしても、確実に売上が上がる保証は無いので、少額でも、確実にお金が入ってくる手段を選んだ、という感じです。
迷走していました。
ただ、元々書くことが苦ではないので、ライターの仕事は、楽しい案件もありました。
国内旅行が好きなので、観光地の名物や名所などを調べて書く案件は、楽しかったです。
インテリアに関する案件もやってみましたが、オシャレなインテリアに全く興味が無いのに書くのは、かなり苦痛で、これは数記事書いて、すぐ辞退しましたw
また別のクライアントでは、ありとあらゆるお店やスポットに関する「○○選!」を、ひたすら書くもので、慣れれば、そこそこの速度で1記事を上げられるようになりました。
このクライアントさんで、「ちょっと1ヶ月、全力で頑張ってみよう」と思ったのですが、月の半ばあたりで、ライターを募集し過ぎて、クライアント側で記事のテーマを出すのが追いつかない、という事態になりました。
手の空いているライターはいっぱいいるのに、書ける記事が無い状態です。
結局、仕事を他者から貰うというのも、安定して収入を得られる手段では無いのだなぁと思い、諦めて、現実的に仕事を探すしかない、と思うに至ったのでした。
でも、ライターの仕事は、金額的には少額でしたが、「昼夜逆転の生活を直す」ためには、大いに役に立ちました。
早く起きても、何もやることが無ければ、結局また昼寝などしてしまいますが、「会社で働いている感覚を取り戻そう」と思い、午前中からPCに向かい、お昼休憩をして、午後はまた記事を書く、というように、1日のペースをなんとか作っていきました。
最終的には、うつが悪化した
うちはずっと、夫婦別財布で、生活費は折半していたので、自分のお金のことは、自分で何とかしなくては、と思い詰めていました。
働いていた頃は、私のほうが収入が多く、生活費を多めに出していたこともあったので、お金のことで夫に迷惑をかけたくない、というプライドもありました。
夫は貯金や収入があるので、私だけ生活保護を受けるということも出来ません。
お金がないのに、働きに行けない。
減っていく銀行残高を見る度に気分が滅入り、落ち込んで、眠れず、ぼろぼろ泣いて過ごす日々が、半年ぐらい続きました。
気を紛らわすために、ライターの仕事は少しずつやっていましたが、生活費には到底足りません。
メンクリの先生に相談しても、「役所に相談してみたら?」と言って、眠剤を増やしてくれるだけでした。
先生は、レジのパートなどで短時間勤務から、やってみればとも言っていましたが、鬱病の人が、接客業をやれると思います…?
障害者雇用で働くようになるまで
手帳を取得して、障害者雇用で働くという道が提示された
どうしようもないので、先生が言った通り、役所の福祉の窓口に、電話で相談してみました。
すると、自立支援の申請をすることと、障害者手帳を取得することを勧められました。
自立支援。もっと早く知りたかった…。
あんなに、メンクリの先生に、何度も「お金がない」と訴えたのに、メンクリでは教えて貰えませんでした…。
前職で休職してから、ずーーーーっとメンクリに通っていたのに。無知って悲しいですね。
手帳は、取得して何のメリットがあるんだろう?と思って、調べたところ、手帳があれば「障害者雇用で働く」という選択肢が増えることがわかりました。
やっと少し、暗闇に光が射したような気がしました。
就労支援に通うことも提案されましたが、お金にならないのに、行っている場合では無いと思ってしまい、断りました。
手帳が発行されるまでの間、派遣で働くことに
手帳は、申請してから発行されるまで3ヶ月ぐらいかかります。
それまでの間、何とか凌ごうと思い、派遣の仕事を探すことにしました。
とはいえ、フルタイム就業は無理だと思ったので、「週4日、1日6時間」という条件で探していたのですが、派遣でそんなに融通が効く仕事は多くありません。
やっと決まった仕事は、某家電量販店の裏方の仕事でした。
派遣の顔合わせ(と言う名の面接)に行った時から、「うわぁ。こんなとこで働きたくないな…」と、直感的に思ったのですが、働いてみたら、やっぱり劣悪な環境&人間関係&仕事内容、そしてセクハラ。
私の前に入社した人は、1日で逃げ出したのだそうです。
でも、時給1200円程で、6時間働けば、1日7200円は確実に、お給料が貰えるのです!!
フリーの時は、1日中、作業をしても売上ゼロの日もあったので、時給ってすごい!!と、しみじみ、思いました。
ただ、本当につらくて、泣きながら帰ってくることも、しばしばでした。
病気が治ったわけでもないのに、勝手に働いて、さらに劣悪な環境と来たら、働けるわけがありません。
夫も心配して、「他の仕事を探したら?」というぐらいで、メンクリでも、「辞めた方が良い」と言われてしまいました。
結局、派遣の仕事は、3ヶ月ぐらいで辞めました。
クリスマス時期が一番忙しい、と言われていたので、それまで頑張ろうと思いましたが、会社に行くことを考えただけで、体が震えて、ぼろぼろ涙が出るようになってしまい、無理でした。
なので、クリスマス頃になると、「あの職場、酷かったな…」と今でも思い出してしまいます。
障害者雇用の転職エージェント「atGP」で仕事が決まりました
派遣の仕事をしている間に、手帳が無事、発行されました。
派遣を辞めてすぐ、障害者雇用の転職エージェント「atGP」に登録して、仕事を紹介して貰いました。
その中の1社、拾ってくれる会社があって、現在も就業中です。早いもので、もうすぐ3年目に突入します。
登録から面談まで、電話またはオンライン通話で完結するので、仕事を探している方は、とりあえず登録してみるのがおすすめです!
LINK障がい者の就・転職ならサポート実績業界No.1のアットジーピー【atGP】
フリーランスの期間は、無駄だったか?
そんなわけで、私のフリーランス期間は、3年弱で終わりました。
その期間、無駄だったか?と考えると、私はそうは思っていません。
最後は結局、上手く行かくなってしまったし、うつも悪化してしまったのですが、2年目ぐらいまでは、楽しくやれていたと思います。
何より、「自分一人の力で、仕事ができるのか?」という、自分の力を試せたことは、大きな経験になりました。
多くの方は、会社での仕事や人間関係が原因で、精神を病んでしまうことが多いと思います。私もそうです。
じゃあ、本当に会社で働かなければ精神を病まないのか?という、人生を賭けた実験が出来たことは、意味があったなと思います。
ただし、失ったものも、もちろんあります。
私はフリーランスの間に、40歳を迎えてしまいました。
30代の転職活動と、40代の転職活動の間には、大きな壁があることは、想像に容易いと思います。
また、特に大きいと思うのは「職歴」です。
この空白の3年間を「フリーランスで仕事をしていた」と認識して貰えるか、「無職」だと思われてしまうか。
atGPで仕事を探していた時も、何社か書類で落とされましたが、そこがポイントの1つだったのかもしれないな、と推測します。
今の会社に入る時の面接でも、当然、この期間のことを聞かれました。
何とか説明したので、一応は、経歴として認めてもらえたのかなぁ、と思っています。
これからフリーランスで仕事をしてみたいと思っている方へ
家にいる時間があって、何か始めてみたい、と思っている方には、どんどん始めてみることをおすすめします!
大体の人は、「やってみたいけど…」と言いながら、何もしません。
スモールスタートでも、やってみることが大事。
その時点で、やらない人と差がつきます。
私も友達何人かに、教えて~と言われましたが、実際にやり始めた人は、一人もいません!w
例えばライターを目指すなら、文章を書く練習に、無料ブログを書き始めてみるのも、第一歩だと思います。
失敗したとしても、やらずに後悔するより、やってみて経験を得た方が良いと、私は思います。
ただし、「すぐに大金が稼げるようになる方法は無い」ということは、覚えておいてください。
ライターだけでなく、プログラミングやデザインなど、何の業種でも、最初から良いクライアントと、良い仕事に出会うことは難しいと思います。
ブログを始める方は、まずはAdSenseを目指す方が多いのかなと思いますが、本当に今は、全然稼げなくなりました…。
Twitterなどで、「フォロー&RTで、確実に稼げる方法教えます!」みたいなアカウントがいっぱいありますが、騙されて養分にならないでくださいね。
誰かに、楽な方法を教えてもらって、簡単に稼げるなんてことは、ありえません。
お金を腐るほど持っているであろう、あの前澤さんだって、お金を配る対価として、フォロー&RTさせて、変なアプリに登録させたではないですか。
本当にお金に困っているなら、バイトでも、パートでも、働ける状態になる努力をした方が早いです。
もちろん、主治医の先生と相談しながら、無理せずやってくださいね。
あと、私が失敗した理由は色々ありますが、特に自分に足りなかったものは、「覚悟」だと思っています。
「専業になるつもりじゃないし…」となどと言い訳をしながら、だらだらやっていても、上手く行く筈がありませんね。
失敗を恐れず、「それなりに苦労をする覚悟を持って始める&保ち続ける」ことが、大事なのかなと思います。
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